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【追悼】劇作家 トム・ストッパードさん

去る11月29日、舞台『恋におちたシェイクスピア』の同名原作映画の脚本を手掛けられ、同作でアカデミー賞脚本賞を受賞されたイギリスの劇作家トム・ストッパードさんの訃報が発表されました。享年88歳でした。

1937年、チェコスロバキア生まれ。シンガポールとインドを経由してイギリスに移住。ジャーナリストとして筆をとるかたわら、演劇台本を執筆。シェイクスピアの『ハムレット』に独自の解釈を加えた初の長編戯曲『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』では、トニー賞演劇作品賞を受賞(劇団四季にて1969年上演)。上演時間9時間におよぶ大作『コースト・オブ・ユートピア』(三部作)ではトニー賞演劇作品賞を含む7部門に輝きました。

"『ロミオとジュリエット』誕生秘話"を題材にマーク・ノーマン氏との共同執筆を手掛けた映画「恋におちたシェイクスピア」は、世界中で高い評価を獲得。稀代の作家シェイクスピアを現代にも通じる等身大の若者として映し、彼の美しい台詞を随所に引用したその脚本は、アカデミー賞脚本賞を含む主要7部門を受賞しました。

劇団四季では、映画「恋におちたシェイクスピア」をリー・ホール台本によって戯曲化した同名舞台を2018年に初演。現在、7年ぶりの再演として東京・自由劇場にて上演中の折、ストッパード氏の訃報に触れることとなりました。

氏の偉大なる功績を偲びつつ、心からの安らかな眠りをお祈り申し上げます。

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