11月19日(水)、宮城県名取市にて、日産労連NPOセンター「ゆうらいふ21」の主催による『カモメに飛ぶことを教えた猫』クリスマスチャリティー公演がスタートしました。
この公演は、「全国各地のハンディキャップのある方々やそのサポートをされている方々に、"夢や希望"、"いつまでも思い出に残る本物の舞台"を届けたい」という思いから、日産労連の組合員が毎月100円ずつ積み立てた「福祉基金」を元に、福祉活動の一環として行われているものです。1976年から始まり、50年目となる今回は全国18都市18公演で上演します。
チャリティー公演初日の会場となった宮城・名取市文化会館には、朝からボランティアとして運営をサポートするために集まった組合員の方々の姿が。朝の全体ミーティングには、カンパニーを代表して俳優の荒川務(秘書役)、そして宮城県出身の狩野勇人(アンサンブル)と秋田県出身の佳田菜那(アンサンブル)が参加。チャリティー公演に携わることができる喜びと意気込みをお話しし、キャスト・スタッフともに一体感をいっそう高めて公演に臨みました。
29施設420名にご来場いただいたこの日、入場時にはロビーでサンタクロースがお客様をお出迎え。
幕が上がると、初めは少し緊張した様子で舞台をご覧になっていましたが、次第に物語の世界に引きこまれていったようで、身体を使って感情を表現する方も。ゾルバとフォルトゥナータが一歩踏み出し成長しようとする姿に心を動かされた様子で、物語のクライマックスには自然と拍手が起こり、温かい感動に包まれる時間となりました。
終演後、お客様をお見送りするためロビーに並んだ俳優たち。涙を見せながら感想を伝えてくださったお客様と握手するなど、交流が繰り広げられました。
クリスマスチャリティー公演は、12月23日(火)まで全国18都市で上演。心を込めて、舞台の感動をお届けいたします。

