ページ内を移動するためのリンクです。

このページのコンテンツへ

コラム

『オペラ座の怪人』福岡公演開幕に向けて――稽古が進んでいます

9月15日(月・祝)に福岡・キャナルシティ劇場で開幕するミュージカル『オペラ座の怪人』。福岡公演の開幕に向けて、四季芸術センター(横浜市青葉区)では稽古が進んでいます。

7月下旬から本格的に始動した稽古は、台本と向き合う「読み合わせ」、振付や動きを確認する「ステージング」を経て、シーンごとに区切って演じる「小返し稽古」の段階へ。8月のとある日、2幕冒頭の華やかなナンバー「マスカレード」から始まる一連のシーンが行われました。
19世紀中頃のパリ・オペラ座。公演中に巨大なシャンデリアが落下するという忌まわしい事件から半年――"オペラ座の怪人"の記憶が人々から薄れた頃、大みそかを祝う仮面舞踏会が催されます。幼馴染である子爵のラウルと密かに婚約した歌姫クリスティーヌが幸せそうに踊っていると、突然、禍々しいどくろの仮面を身に着けた怪人が現れます。自作のオペラ『ドン・ファンの勝利』の楽譜を突きつけた怪人は、クリスティーヌに「まだ離さぬ」と迫り――。

壮麗な音楽に乗り、全キャストがめまぐるしくフォーメーションを変えながら踊り歌う中、登場人物たちの様々な思惑がミステリアスに交差する、見応えたっぷりのナンバー。振付面では、頭の高さや手の開き方、移動時の陣形など細かい部分までカウントを取って合わせ、音楽面では、リズムに乗りながらも歌詞を粒立たせ、言葉の意味をしっかり届けられるよう、丁寧に確認を進めます。

一度場面を通したあと、レジデント・ディレクターを務める荒木美保が「仮面舞踏会ってどういうもの?」と俳優たちへ投げかけます。
「"誰が誰かわからない状態"というのは、周りの人のことが余計に気になるはず。自分の目の前に何が見えているのかを、決められた振付の中でもしっかりと感じてください。そうすることで歌詞に意味が乗り、より具体的になるはず。仮面舞踏会というシチュエーションで、もっと遊んでも良いと思います」
その言葉をヒントに、もう一度全員でシーンを繰り返します。
「少しの意識で、目の前に見えるものが変わってきましたよね。決まり事はクリアできているので、そこに魂を吹き込むつもりで、各々さらに探究してみてください」

荒木の言葉に真剣な表情で頷くのは、本作の出演経験者たち、新役に挑む者たち、そしてこれが四季での初舞台となるフレッシュな面々が揃う、顔ぶれ豊かなカンパニー。この一同で、さらなる高みを目指して稽古を続けます。

『オペラ座の怪人』福岡公演は9月15日(月・祝)から2026年4月5日(日)までの期間限定。チケットは12月31日(水)公演分までを現在発売中。2026年1月1日(木・祝)~4月5日(日)公演分は、9月20日(土)より「四季の会」会員先行予約を開始します(一般発売は9月27日(土)より)。
時代を超えて愛され続ける伝説のミュージカル『オペラ座の怪人』が、21年ぶりに福岡で開幕するその日を、どうぞお楽しみに。

『オペラ座の怪人』福岡公演
会場 キャナルシティ劇場(福岡・博多)
チケット発売

2025年9月18日(木)~12月31日(水)公演分まで発売中

2026年1月1日(木・祝)~4月5日(日)公演分

  • 9月20日(土)午前10時 「四季の会」会員先行予約開始
  • 9月27日(土)午前10時 一般発売開始
PAGE TOP