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コラム

『アラジン』日本上演10周年記念企画「あなたの願いを叶えます!」にて、2つ目の"願い"を叶えました!――演劇部の皆さんに特別レッスンを実施

ディズニーミュージカル『アラジン』日本上演10周年を記念し、この作品を支えてくださったお客様への感謝の気持ちをカタチにしたい――そんな想いから企画し、お客様の願いを募集した「あなたの願いを叶えます!」。
今回は、見事選ばれた"2つ目の願い"を叶える様子をレポートします。

2つ目の願い「『アラジン』は私たち演劇部の憧れ!プロの皆さんから学び、一緒に踊りたい!」

神奈川県のとある学校の演劇部に所属している生徒さんよりいただいたこの"願い"は、部活動で上演するミュージカルをより良いものにするため、『アラジン』出演者から舞台表現を学びたいというもの。
この"願い"を叶えるため、『アラジン』カンパニーが当選された学校の演劇部の皆さんを対象に「特別レッスン」を実施することが決定!
カンパニーが話し合いを重ねた結果、日々演劇活動に打ち込む生徒の皆さんに、劇団四季のメソッドである「母音法・呼吸法」のレッスンと、『アラジン』の劇中ナンバーより「理想の相棒――フレンド ライク ミー」の一部シーンのダンスを体験していただきました。

夏休みも終盤となった8月のとある日、約40名の演劇部の皆さんが『アラジン』上演中の電通四季劇場[海]に来場。劇場内のリハーサル室に集まった生徒の皆さんは緊張の面持ち。そこへ俳優たちが登場すると、大きな拍手が起こります。

左から、岩城雄太(ジーニー役)、一和洋輔(アラジン役)、渡辺智佳(アンサンブル)、林美菜子(アンサンブル)、成田蔵人(アンサンブル)、田川雄理(アンサンブル)、和泉澤広野(アンサンブル)、照沼大樹(アンサンブル)

「限られた時間ですが、僕たちからたくさん吸収して、この経験を持ち帰ってください。楽しんでいきましょう!」とジーニー役の岩城雄太の掛け声で「特別レッスン」がスタート。

劇団四季の発声法のメソッド「母音法・呼吸法」レッスンは、岩城とアラジン役の一和洋輔が担当。息を吐く、吸うといった基本的な呼吸の取り方、そして母音を意識して発声することではっきりとした言葉になる「母音法」について、実践しながら生徒の皆さんにレクチャー。一つでも多くの技術を吸収しようと真剣な表情で挑む生徒たちに、岩城と一和のアドバイスにも熱が入ります。

劇団四季の俳優が日々行っている基礎訓練を体験

身体全体を使ってしっかりと呼吸を取る方法をレクチャー

「理想の相棒――フレンド ライク ミー」のダンス体験は、『アラジン』のアンサンブルから、ダンスキャプテンを務める渡辺智佳、そして、成田蔵人、田川雄理、和泉澤広野、照沼大樹、林美菜子が担当。該当シーンの振付を手本として踊って見せたのち、レクチャーが始まります。

お手本として皆さんに挑戦していただくダンスを披露

経験したことのない動きに少し苦戦する様子を見せつつも、俳優のアドバイスにひたむきに応える生徒の皆さん。

ポイントを押さえながら振付をレクチャー

振付レクチャーを終えると、一同はリハーサル室から場所を移し、客席へ。
ここで演劇部の皆さんに、俳優・スタッフからサプライズが用意されていました。

一人の生徒から届いた"願い"が温かい交流を生み、俳優にとっても忘れられない特別な時間になったよう。「特別レッスン」を終えて俳優たちは、熱い想いのままメッセージを送ります。

「皆さんの生き生きした笑顔がすごく伝わってきて、俳優たちにも負けないくらいの愛情とエナジーが感じられました。本当に素晴らしかった!」(岩城)
「皆さんが一生懸命取り組んでいる姿に、僕も気づかされるものがありました。明日からまた、皆さんに負けないように頑張っていきたいと思いました」(一和)
「本当に最高でした!皆さんが生き生きして、キラキラして......この瞬間を絶対に忘れないでいてほしいなと思いました。いつか一緒に四季の舞台に立つことができたらうれしいです」(渡辺)
「皆さんの"願い"を叶える日だったはずですが、私たちのほうが何か熱いものをいただいたようで、胸がいっぱいです。今日の経験を人生の1ページに刻んで、明日からも素敵な毎日を過ごしてほしいです」(林)
「自分が皆さんくらいの年齢で感じていた、ダンスに対する気持ち、好奇心ややる気を思い出させてもらったような気がしました」(成田)
「皆さんが集中力を持って取り組んでいて素晴らしかったです。自分が初めて舞台に立ったときのワクワク感や感動を思い出して、胸が熱くなりました」(田川)
「僕は四季に入って、過酷さの中に楽しさがあることを学びましたが、皆さんには今日それを経験してもらえたと思います。これからも忘れないでいてほしいです」(和泉澤)
「皆さんが全身全霊で取り組む姿がキラキラしていました。明日からの舞台も、皆さんの姿を思い出して頑張っていこうと思いました」(照沼)

その後は質疑応答の時間が設けられ、演劇部の皆さんが日々の活動で感じている悩みや、役を演じるうえでの質問などに時間の限りお答え。様々な質問に、俳優たちは自身の経験を重ねながら答え、生徒の皆さんはその言葉一つひとつを真剣な表情で受け止めていました。

今年、日本上演10周年を迎えた『アラジン』。
冒険、ロマンス、ファンタジー――すべてが詰まった圧倒的エンターテインメントを、この機会にぜひ劇場でお楽しみください。

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