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コラム

『ノートルダムの鐘』大阪公演に向けて――稽古が始まりました

7月22日(水)、大阪四季劇場(大阪・梅田)にて開幕する、ミュージカル『ノートルダムの鐘』。
5月下旬、横浜市あざみ野の四季芸術センターにて、開幕に向けた稽古が始まりました。

本作は、フランスの文豪ヴィクトル・ユゴーの名作小説「ノートルダム・ド・パリ」を原作に、ディズニー・シアトリカル・グループが製作した、詩的で荘厳なミュージカル。大阪では初めての上演となる今回、これまで出演経験のある俳優に加え、オーディションを経て初出演を目指す顔ぶれが稽古場に揃いました。

この日はキャスト・スタッフが一堂に揃う顔合わせに続き、台本に書かれた言葉を全幕通して語り歌う「読み合わせ稽古」が行われました。
重厚な鐘の音が鳴り響き、クワイヤの荘厳なコーラスが重なると、稽古場はまるで大聖堂へ姿を変えたかのよう。聖歌を基調とした壮大な旋律にのせて、『ノートルダムの鐘』の物語がゆっくりと幕を開けます。

物語の舞台は15世紀末のフランス・パリ――。
生まれながらに障がいがあり、人々に「怪物」と呼ばれ忌み嫌われる容姿を持つ青年カジモド。その彼をノートルダム大聖堂で密かに育てる大助祭フロロー。戦場から戻り、大聖堂の警備隊長に就いたフィーバス。そして、彼ら3人が同時に愛してしまう美しいジプシーの踊り子エスメラルダ。彼女の何者にも屈しない実直さ、そして思いやりがそれぞれの心に大きな影響を与えます。憧れや執着、葛藤が、彼らの関係を複雑なものへと変え、人間の心の「光」と「闇」を浮かび上がらせるとともに、真の怪物とは何かを観る人に問いかけます。

熱のこもった「読み合わせ稽古」が終了すると、レジデント・ディレクターを務める山下純輝が声をかけます。 「演劇は時代を映し出す鏡だと思っています。我々は台詞や歌といった表現を通して、その時代を生きる人々の思いや空気を映し出さなければいけません。そのためには、まずこの空間でしっかりと物語を語り得る身体と声をもつこと。そこからスタートしていきましょう」
俳優たちは真剣な表情で頷き、それぞれの課題と向き合いながら、これから開幕までの濃密な稽古に挑みます。

大阪公演は7月22日(水)から2027年2月7日(日)までの期間限定公演。12月以降公演のチケットは、7月26日(日)より「四季の会」会員先行予約が始まります(一般発売は8月2日(日)より)。
争いの炎が消えることを願って――平和への祈りがこめられた本作を、この機会にぜひご覧ください。

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