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コラム

『ロボット・イン・ザ・ガーデン』東京公演に向けて――稽古が始まりました!

11月7日(土)に東京・自由劇場で開幕するミュージカル『ロボット・イン・ザ・ガーデン』。9月上旬、四季の本拠地である四季芸術センターで本格的な稽古がスタートしました。

イギリスの作家デボラ・インストールによって生み出され、世界中で愛されている同名小説を原作に、2020年、劇団四季がオリジナルミュージカルとして舞台化。各界で活躍するクリエイターと四季がタッグを組んで創作した舞台は、東京初演が雑誌「ミュージカル」の「2020年ミュージカル・ベストテン」で作品部門第一位に選出されるなど、高い評価を得ました。その後も各地で上演を重ね、愛されてきた本作。今回約5年ぶりの再演にあたり、作品の本質をより良い形でお客様へ届けるという一念のもと、クリエイター陣は十分な時間をかけてブラッシュアップを検討。俳優たちも音楽、振付、パペット操作など、数々の下準備に取り組んできました。そして迎えた「稽古始め」。関係者が一堂に会した顔合わせでは、出席したクリエイター陣から、再演に向けた熱い思いが語られました。

顔合わせに続き、稽古場では早速台本を頭から通す「読み合わせ」稽古へ。開始を前に、演出の小山ゆうなさんと脚本・作詞の長田育恵さんがキャスト陣へメッセージを送ります。

演出の小山ゆうなさん(左)、脚本・作詞の長田育恵さん(右)

小山さんは、「今回は劇中の細かなセリフや展開をブラッシュアップします。作品の本質である、ベンとタングの関係性、そしてタングが見ている"この世界の美しさ"に集約される物語を、よりクリアに浮かび上がらせることを目指しています。まずはここまでの方向性を、読み合わせで確認できればと思います。失敗を恐れず、トライ&エラーを繰り返しながら、キャスト一人ひとりの個性を生かした立体的なドラマを、全員で創っていきましょう」と呼び掛けました。 長田さんも、「コロナ禍を経て、物理的だけでなく精神的な分断が広がる現代において、"つながり合うこと"の尊さを改めて問う作品になればと考えています。つながりを渇望した時代から、それすらリスクと感じられる時代となった今。追い風の中で提示してきた初演とは異なり、逆風の中に切り込んでいく公演になります。しなやかに時代を取り込みながら、お客様に響く作品へと深めていきましょう」と語りかけ、稽古場全体が静かな緊張感と意欲に包まれました。 読み合わせが始まると、アンドロイドが日常に溶け込む近未来を背景に、心に傷を負った男・ベンと壊れかけのロボット・タング、彼らを取り巻く人々との出会いから紡がれる物語が、美しい音楽に乗せて鮮やかに立ち現れました。

読み合わせ稽古の様子

止まっていた時間が再び動き出し、人とロボットが紡ぐ心の旅が始まります。東京公演は11月7日(土)から2027年2月13日(土)まで、続いて4月からは京都公演が開幕。心温まる物語を、ぜひ劇場でご体感ください。

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